ゾクッとする言葉だ。
毎日汚部屋で過ごしていることは、徐々に自分で自分を殺している事なのだ。
自分の人生を取り戻したいなら、部屋をきれいすることが一番の近道だ。
著者が汚部屋に住んでいたとは意外だったが、それを克服し仕事もプライベートもさらにうまく回りだしたとのこと。
部屋をきれいにしておくことがいかに重要か、この本で再確認した。
「収納破産ポイント」を超えると一気に崩壊
モノがあふれかえって、部屋の許容量を超えると収納自体が不可能となる。
何も考えずに勢いでモノを手に入れていては、いつかはそうなる。
収納破産となれば、もう何もすることはない。部屋の主は思考停止状態となり、ただゴミ屋敷をがっちりと築き上げていくだけだ。
そうならないためにも、モノを溜めすぎないよう徹底的に管理する必要がある。
モノの管理はフローの問題
モノを管理するとき、収納スペースやストックを大きくとろうとするのは間違い。
モノを置くためのスペースを作るから、モノが増えるのだ。
モノの管理はフローで考える。
INとOUT。
モノを新しく手に入れたときは、それ以上に手放さなければいけない。
部屋の状態は、自分の心の状態
部屋をみればその人の精神状態がわかる。
汚い部屋に住んでいる人は、いろんなところがとっちらかっている。何をするにも中途半端で、ただ流されていく人生を送ることになる。
汚部屋で生活していると、それに慣れきってしまってどんどん負のスパイラルへ落ちていく。
そんな人でも、ホテルに泊まった時はきれいな部屋に心が落ち着くことだろう。
ホテルのような部屋に住んでいる人もいるのだ。
それは豪華という意味ではなく、余計なモノがなくシンプルな部屋。心が落ち着く部屋。
部屋をきれいにすることで、心も前向きになってくる。
部屋をきれいに保って、一番快適な空間にする
自分の心にスキがあれば、ここぞとばかりにモノが入り込んでくる。
これが汚部屋だと、気づくことができないのでさらにモノが溜まっていく。
普段からキレイにしている部屋なら、ちょっと散らかったらすぐにわかるので元のキレイな状態に戻すことは簡単だ。
片づけは大みそかの日だけやるものじゃない。
片づけは人生そのもの。
部屋をきれいに保つことで、健全な精神状態を維持できる。
毎日快適な部屋で過ごすことは、自分の心がけ次第で可能だ。
さあ、部屋の片づけをしよう。