サウザー氏推薦の本。
マルクスの資本論を学ぶうえでこれ一択の本。
サラリーマンはいつまでたってもしんどい
サラリーマンの給料は成果で決まるわけじゃない。
明日も元気に働くための必要最低限コストが給料である。
独身若手は、疲労を回復するコストが安いから給料が安い。
ベテラン窓際社員は家族を養わないといけないので、給料が高い。
労働力を回復させるための必要経費のみなので、給料一本では一生楽にならない。
成果給などハナクソ程度、日本のサラリーマンは搾取され続ける
日本の大企業で導入されている成果報酬は形式だけ。
評価の上と下で給料が倍に開くことはありえない。
5%程度、つまり誤差、成果出しても出さなくても給料は「ほぼ」変わらない。
出世してもさらにコストが上がるだけ、苦しいのは変わらない
給料を増やすために出世しても、その分の必要経費も上がるので結局楽にならない。
責任、仕事量も増えて、ますます消耗する可能性大だ。
著者が提言する働き方とは、高い給料を目指すのでなく
「昇給」の代わりに、「自分の必要経費を下げる働き方」を目指すべきです。
給料が高い仕事は、その分必要経費が高い。
必要経費が高くない仕事を選ぶべき。
または、他人にとっては経費の高い仕事だが、自分にとっては楽にできて経費が安い仕事を選ぶべきだ。
ストレスまみれで、休日は散財しないとやってられない仕事は問題外ということ。
お金を失うだけならまだましで、自分の命、健康を失ったら取り返しがつかない。
自由になるには会社に依存しない生き方を選択する
サラリーマンは搾取の対象だが、手厚い保護も受けられる。
飼いならされた家畜が急に独立するのは、危険すぎる。
サラリーマンという立場のメリットを最大限生かし、なおかつ希望の芽を少しずつ育てていくのだ。
一発逆転はない。
楽な幻想に走ればなおいっそうカモられる。
少しずつ、少しずつ、自分ができるチャレンジを積み上げていく。
自分の商品を作る。
ビジネスモデルを構築する。
収入を分散化する。
あとはやるかやならいかだけ。
会社一本に頼る奴隷サラリーマンから、自分で好きに暮らす人生を選択しよう。
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